歯周病の概要 OVERVIEW OF PERIODONTAL DISEASE
歯周病は、細菌(プラーク)によって起こる歯肉炎と歯周炎です。
歯周病は大人の約85%の人が罹患していると言われる病気で、これが進行すると歯がぐらつき、歯茎から膿がでてきます。そして最後は歯が抜け落ちてしまうという恐ろしい病気です。
歯周病は歯を支えている骨が溶け、歯と歯茎の間の溝が深くなる病気です。
歯周病の原因菌の繁殖を促すプラークの除去が困難となり、そのためさらに悪化し歯周病が進行します。歯周病治療は歯と歯茎の間の溝を浅くし、 細菌が入り込みにくくなる環境を作り、細菌の増殖を防ぐ治療です。
歯周病の原因菌の繁殖を促すプラークの除去が困難となり、そのためさらに悪化し歯周病が進行します。歯周病治療は歯と歯茎の間の溝を浅くし、 細菌が入り込みにくくなる環境を作り、細菌の増殖を防ぐ治療です。
歯肉炎
歯周炎
こんな方は歯周病かも? MAYBE THIS PERSON HAS PERIODONTAL DISEASE?
- 歯茎が赤く腫れている
- 歯茎が下がった
(歯が長くなったように見える) - お口の中がネバネバする
- 歯がグラグラ揺れ動く
- ブラッシング後に歯茎から出血する
- 口臭が強くなった
- 噛んだ時に痛みを感じる
- 歯茎から膿が出る
歯周病の治療 TREATMENT OF PERIODONTAL DISEASE
歯肉炎か歯周炎か、歯周病の程度を数値化して、治療の目安にします。
- ①歯周ポケットを調べます(深さ・出血)
- ②歯の動揺を調べます(整理的動揺~動揺度3)
- ③ポケットの深さを3mm以下にし、プロ―ビング時の出血をなくすことが歯周病治療のゴールの目安となります。
- 歯周病が軽度の場合
- →歯茎をきれいにし(歯石除去など)、正しいブラッシングと定期的なケアで治すことができます。
- 歯周病が中等度進行している場合
- →歯石除去、ブラッシング、投薬などで治療が可能です。
- 進行状況によっては外科的な治療が必要となる場合があります。
- 歯周病が重度の場合
- →上記治療に外科的な処置が必要となり、保存不可能な場合、抜歯になることもあります。
歯周病と糖尿病の深い関係 RELATIONSHIP BETWEEN PERIODONTAL DISEASE AND DIBETES
歯周病に全身疾患との関連があるという事が近年の研究で明らかになってきました。
特に糖尿病と高血圧については、お互いにそのリスクや病状を悪化させる増悪因子として影響しあっている事が指摘されています。また、動脈硬化や早産や骨粗鬆症へのリスク因子である事も分かってきました。
ですから、全身の健康管理の観点からも歯周病の予防の重要性が高まってきているのです。 当院では、糖尿病や予備群と診断された方は、歯周病の検査をうけることをおすすめします。
ですから、全身の健康管理の観点からも歯周病の予防の重要性が高まってきているのです。 当院では、糖尿病や予備群と診断された方は、歯周病の検査をうけることをおすすめします。
当クリニックでの診察の流れ FLOW OF MEDICAL EXAMINATION AT THIS CLINIC
初診カウンセリング
どのようなことでお困りでしょうか?
治療を始める前に、まずはお話を聞かせてください。
治療を始める前に、まずはお話を聞かせてください。
応急処置
お困りの問題をできるだけその日のうちに解消します。
気になるところだけの治療をご希望の方は、そこだけの治療を行い終了となります。
セカンドカウンセリング
患者様の、現在のお口の中の状態をご説明します。
問題点を明示し、いくつかの解決策を提示します。
どこまでの治療をご希望かご相談ののち、計画を立てて治療を進めていきます。
初期治療
本格的に治療を始める前に、お口のお手入れについてお話をさせていただきます。
お口の中は、実はバイ菌がいっぱいです。お口の中は、いわゆる歯科治療の手術場です。清潔なところで治療を進めるほうが治りもいいし、痛みも少なくなります。
日々のお手入れを上手になっていただくことが、患者様にとって一番有益なことなのです。 歯茎の治療は、建築工事で言う”基礎工事”になります。 しっかりした基礎が無いと、いくら良い差し歯や義歯を使っても長持ちしません。 日々のお手入れを上手になっていただくことが、患者様にとって一番有益なことなのです。
日々のお手入れを上手になっていただくことが、患者様にとって一番有益なことなのです。 歯茎の治療は、建築工事で言う”基礎工事”になります。 しっかりした基礎が無いと、いくら良い差し歯や義歯を使っても長持ちしません。 日々のお手入れを上手になっていただくことが、患者様にとって一番有益なことなのです。
治療終了・メインテナンス
治療が終わってそれで終了ではありません。
メインテナンス(定期検診)を受けることが、自分の歯をいつまでも残すための重要なポイントです。
歯周病やむし歯にならないための予防治療 PREVENTIVE TREATMENT TO PREVENT PERIODONTAL DISEASE AND TOOTH LOSS
歯周病やむし歯を予防するためには、定期的な歯科検診の受診が最善といえます。3~4ヶ月に1回程度の頻度でご来院いただければ、歯周病やむし歯を効率良く予防することが可能となります。具体的な予防治療や定期検診の内容については「予防歯科」のページをご覧ください。